【認知予防】ご家族に次のような変化はありますか？

• 夕食を食べたことを忘れる、言葉がスラスラ出てこなくなった
• 料理がうまく作れない、時計の文字盤が読めないことがある
• 服をうまく着ることができない、季節感のない服を着ているなど

認知症の可能性も。鍼灸にも出来る事があります

中核症状の進行を抑制を図ります

脳の働きが低下することによって起こる記憶障害や見当識障害、理解・判断力の低下などは、機能の回復が見込めないので現状では進行を遅らせることが目標となります。鍼灸治療で身体を整えるツボと脳血流改善を促すツボを刺激し、投薬以外での治療法として中核症状の進行抑制をサポートします。

アロマテラピーの活用

香りの効能を併用します。アロマハンドバスやデュヒューザなどで臭神経を刺激すると、脳にある海馬（記憶を司る部位）の機能が活性する可能性が高く、アロマで見当識障害の改善や気持ちの鎮静化などを期待します。

生活環境や人間関係、性格などで周辺症状も様々

• 感情のコントロールが出来なくなって興奮、暴力や暴言、介護への拒否
• 抑うつ、不安、無気力がよく見られる
• 徘徊するようになったり、ときどき迷子になったりする
• 幻覚や妄想を口にするようになった

月2～3回程度の通院サイクルで家族の負担を軽減

周辺症状を緩和し介護負担を軽減

はり治療をすると表情が柔和になり動作も穏やかになります。治療を継続していくと日常生活の向上も見られます。鍼灸は不定愁訴と言われる「頭が重い」、「イライラする」、「不安感」、「 よく眠れない」などの、何となく体調が悪いという自覚症状の治療を得意としていますが、性質が似ている周辺症状でも改善することが臨床上よく見られます。

漢方薬も取り扱っていますのでご相談に乗れます

認知症の周辺症状に漢方薬の効果が注目され、中でも抑肝散（よくかんさん）は認知症の幻覚、興奮・攻撃性、焦燥感・易刺激性、異常行動において効果が期待できるとして、病院でも処方されているようです。他にも症状に合った漢方薬がありますのでアドバイスできるかと思います。