クロモジ
- 2016年07月19日
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7月10日、アロマセミナーでお話を聞いてきました。
初めの講師の先生は稲本正先生。
もともとは物理学者で、建築の仕事をされているとき、本を出版した事がきっかけで
世界中の森林を研究することになり、まさにそのとき森林のアロマ(精油)に出会い
現在は日本原産の樹々からとれるアロマを生産・研究していらっしゃる方です。
日本は国の面積に対して森林の割合(面積率)が世界3位で、しかも生態系が豊富だそうです。
1位はフィンランド2位はスウェーデンで、この2国は亜寒帯にあり、針葉樹ばかりなのに対して、
温帯にある日本は生態系の豊かさでは1位だとのこと。
なんて幸せなんだ!と単純な私は思いました。どうりで日本って自然が多くって良い国ですよね!
そして日本でとれる国産の精油を海外の人と日本人で研究した結果、より日本人の心身に様々な良い効果をもたらす。という研究に(これは著書「クロモジ」から)アロマも食べ物と同じで地産地消が一番なんだ!と気づかされました!!
これは、慣れ親しんだ香りによって人々は記憶がよみがえり脳を活性化する事から体調の改善に結びつくという報告が日本ストレス学会などで発表されプルーストの著書「失われた時を求めて」から名を取り、プルースト効果と呼ばれているそうです。
認知症にアロマが良いとされてからアロマが有名になりましたが、中にはアロマを試しても認知症が改善しないという方もいらっしゃるそうです。
テレビで取り上げられた4種類のアロマだけでなく、そういう場合にはこのプルースト効果を用いて日本の樹々などの懐かしい香りを嗅いでもらう事から始めるのも、大事なのではないかなと思いました!
現在、アマゾンは伐採が進んでいて森林の割合が減少していってしまっていることが知られていますが、日本はそうならないでいて欲しいです。
命の源、豊かなみどり、大切ですね!